こういったことにお答えします。
・やっぱり田舎はココが難しい
・それでも田舎で子育てをする魅力
今回は、「田舎で子育てをするリアル【田舎暮らしの情報は偏っている】」といったテーマで書いていこうと思います。
田舎でのんびりと子育てしたいという人たちが増えているようですね。
特に、在宅ワークができるようになってからは、SNSなどでもちょこちょこ見かけるようになりました。
実際にネットで検索してみると、たくさんの田舎に移住するメリットの記事が出てくるのですが、どうもそれだけじゃ不十分な気がします。
正直、ネットや雑誌の情報を信じて移住したばかりに失敗したとい事例はいくつも聞いています。
子育て移住に失敗しないためには、田舎のリアルについて知ってください。
では早速内容を見ていきましょう。
自然が多い環境で子育てをしたいと思っています。田舎に移住し、自分の畑を持って農業をしながらの生活が送りたいです。田舎移住のリアルなところが知りたいです。こういったことにお答えします。・「半農半X」という[…]
田舎で子育てをするリアル
ネットで検索して出てくるものはキレイな成功事例が多いです。
「田舎は良いよー。空気も美味しいしね。」
「自然に触れながらのびのびと生活できるのは最高です!」
「地域の皆さんもとても親切です。」みたいな。
田舎で生活するには、ネット検索で出てくるようなキレイ事だけじゃダメなんです。
お金がかからない
まずよく言われるのは、田舎の生活はお金がかからないと言われていることです。
海外なら、住宅街とスラム街があって中心地を外れると生活水準がかなり下がるとかはあっても、日本に住んでいるならそんなことはないです。
どこに住んでもそれなりに生活費はかかります。
教育費だって、老後の費用だって同じようにかかります。
唯一かからないとするのなら、賃貸の家賃くらいですね。
賃貸の家賃は田舎は安い傾向にあります。でもそれくらいです。
ご近所さんが助けてくれる
田舎はご近所さんも一緒になって地域で子育てをするイメージがありますが、全くもってそんなことはありません。
大前提として、ご近所さんとの関係性が築けている必要があります。
築けていない段階では地域で子育てをするなんてことはあり得ないですね。
最近は、どこの家庭も共働きで大人がいないことが多かったり、高齢の方達も忙しいので、ほとんど見てもらえないと言っても良いでしょう。
待機児童がいない
これは、田舎に住んでいる僕自身も身に染みていることです。
一昔前は、どこの保育園も仕事をしていればすぐに入れたのですが、今はそうでもないですね。
かなりの待機児童がいます。
中には、保育園に預けられないばかりに、仕事を辞めなければならないということもあります。
待機児童問題は都会に限った話ではないです。
大自然で毎日遊ぶ
学校から帰ると友達と外で遊びまわって、虫を獲ったり、走ったり。。。
イメージはありますが、実際は家で友達とゲームやカード、最近は YouTubeなどを見ることの方が多いです。
全国どこの子供の遊び方も一緒だと思います。
もちろん外で遊んでいる子供はゼロとは言いませんが、家の中で遊んでい子供の方が圧倒的に多いですね。
やっぱり田舎はココが難しい
実際に田舎に住んでいて思うことです。
病院が少ない
使う頻度は低いにせよ、救急で診てもらえる病院が少ないのは不安です
子供はよく体調を崩すので、救急で診てもらいたいとなっても救急診療をやっている病院が非常に少ないです。
診てもらえる病院はあっても、距離が離れているので、連れていくのは結構大変だったりします。
地方の医療不足は結構深刻で不安材料の一つです。
進路の選択肢
子供の進路選択の余地が少ないのもツライところではありますね。
高校については、公立高校は普通科が1校、工業が1校、私立も2校のみなど、かなり選択肢が狭かったりします。
田舎に住んでいるばかりに、行きたい方向に進学させてあげられなかったり、学力に合わせて学校を選ぶのはかなり難しかったりします。
また、もちろん大学はないので、高校を卒業すると必然的に一人暮らしをする必要があります。
学費と一人暮らしの生活費を4年間支払うと、約1,000万円はかかります。
都市部と地方では、子供の教育にかかる費用がかなり変わってくるので覚悟が必要です。
車がないと生活できない
どこに行くにも車が必要になってきます。
仕事に行くにも、保育園に送り迎えするにも、買い物に行くにも必要です。
車は結構金食い虫で、持っているだけでお金がかかります。
それでも田舎で子育てをする魅力
それでもやっぱり田舎で子育てをするのには魅力があります。
大人の心にゆとりが生まれる
都会の殺伐とした空気ではなく、田舎はゆったりとした空気が流れているのは事実です。
そうすると大人の心にゆとりが生まれます。
ゆとりが生まれると、子育てもわりと落ち着いてできます。
人混みが少ない
商業施設、レジャー施設、公共交通機関、どこを見ても人混みがありません。
都会は桜の時期になると、花見客でごった返した様子をよくニュースで見ますが、田舎ではそのような状態になったことはありません。
ソーシャルディスタンスが保たれた適度によい距離で楽しむことができます。
気軽にレジャーが楽しめる
ちょっと川に遊びに行く、ちょっと山に登る、ちょっとBBQをする。
結構気合いを入れて遊びに行くことが、田舎では気軽に楽しむことができます。
お隣さんとの家の距離もかなり離れているので、自宅でBBQが楽しめ、たくさん友達を呼んでもご近所迷惑になることはほとんどありません。
自然に触れる機会が身近にあるというのは、四季を肌で感じることができ、感性が豊かになる気がします。
田舎で子育てをするのには一長一短あります。
どっちで子育てをするのが正解とかはありません。
田舎で子育てをしたいと思っていても、偏った情報のせいで実際に生活をしてみて失敗したということもあります。
移住をする際は、本当に自分たちのライフスタイルにあっているのかをよく家族で話し合い、慎重に決めていくのが良いでしょう。
僕自身は、田舎で子育てができていて最高だと感じています。
参考になれば幸です。
では、今回は以上です。