【事実】農業は儲からない【儲け方の見直しが必要です】

農業を始めたい人
農業は儲からないと言われていますが、本当に儲からないのですか?真相が気になります。

こういった疑問にお答えします。

・【事実】農業は儲からない
・稼げる農家と稼げない農家の違い

この記事を書いている僕は、現在、田舎の行政職員として農業支援や生活支援の仕事をしています。

これから農業を始めたいと言う人が気になるのは、「農業で生活がしていけるか」だと思います。

生活をしていこうと思うと儲ける必要があります。

食べていけない農業なんて正直やってられないですよね。

今回は、農業は儲からないと言われている中で、実際のところはどうなのかというのを、農業支援をしている立場から書いていこうと思います。

【事実】農業は儲からない

事実を言うと、今のままの農業を続けていては儲かないでしょう。

ただ、やり方によってはまだまだ儲かる分野だと思います。

まずは、儲からないと言われる理由は次のとおりです。

その① 農業は自然との戦い
その② 価格決定権が農家にない
その③ 手間がかかり過ぎ効率が悪い
その④ 設備投資と人件費などの出費が大きい
その⑤ 同じ品種、同じ時期

その① 農業は自然との戦い

農業は自然との戦いと言っても過言じゃありません。

天候、虫、自然災害など、人の力では防ぎようのないことがたくさんあります。

特に農家を困らせているのが、シカ、イノシシ、サルです。時期によってはクマの被害もあります。

いくら防護柵をしていても、動物とのいたちごっこになり、未然に防ぎきれないので、被害が発生してから対応に追われることになります。

その② 価格決定権が農家にない

市場に出荷する場合、農家に価格決定権がないのも、農業が儲からない理由の一つです。

農協(JA)などが取りまとめて市場などに出荷すると、市場の価格相場に左右されてしまい、個々の農家の評価が正しく反映されないことがあります。

需要と供給のバランスで価格が決まります。

例えば、タマネギを出荷したとして、今年のできは良かったから自分では1キロ当たり130円かなと思っていても、市場で競りにかけられると、どこも豊作でできが良かったために1キロ当たり110円で取引されてしまうというような感じです。

農家は、出荷する段階では、農産物がいくらになるかわからずに出荷することになり、価格の決定権がありません。

その④ 手間がかかり過ぎ効率が悪い

工業製品とは違い、農業は計画どおりに生産できないことがほとんどです。

工業製品の場合は、1分当たり数千個などの計画生産ができますが、農業の場合は、数ヶ月から1年かけて作ることになります。

できたものも、形や大きさが不揃いだったり、味にもバラツキがあります。

しかも、自然の影響をもろに受けるため、天候や動物の被害もあり、見込んでいた収穫量にならないこともあります

まだまだ機械化が進まず手作業が多いので、効率的な生産とはほど遠い状況です。

その④ 設備投資と人件費などの出費が大きい

売り上げを伸ばすためには、規模を拡大する必要があり、規模を拡大するには、大きな農機具や人を雇う必要があります。

市場に出荷した出荷物の売り上げから、設備投資や人件費を差し引き、さらに、農薬や肥料代、その他の維持管理費を差し引くと、手元にはほとんど利益がない状態になります。

その⑤ 同じ品種、同じ時期

品種改良を独自でしない限り、一般的に種苗(しゅびょう)メーカーからタネを購入して栽培することになります。

そうすると、どこで作られた野菜も大して味に差が出ず、消費者はどこで買っても同じということになります。

また、栽培の時期も同じになるので、近隣農家と収穫時期も重なり、同じような品質の同じような野菜が店頭に並ぶことになります。

その結果、価格競争や安い売値で大量出荷という状況になってしまいます。

稼げる農家と稼げない農家の違い

農業は儲からないと言われている中でも、実際には儲かっている農家もいます。

違いは何でしょう?

違い:農業はビジネスだと考えられているかどうか

農業支援をしていて感じるのは、農作物を作るだけを農業と考えているところは儲からないということです。

儲かることばかりを強調して申し訳ないですが、稼げている農家は、ほとんどが農業をビジネスと考え、どうしたら儲かるかを常に考えています。

稼げている農家の特徴

・新しいことに貪欲
・常に勉強している
・メディアの活用がうまい

・新しいことに貪欲

とにかくやってみよう精神が強いです。

失敗を恐れずに進めー!とよくありますが、まさにそのとおりで、ビジネスなんで、そりゃ失敗することもあるという精神の人が非常に多いです。

・常に勉強している

勉強というよりも、どちらかというと研究に近いかもしれません。

先進事例を勉強するため、その道で成功されている農家を積極的に訪問し、そこでノウハウを学ばれています。

・メディアの活用がうまい

情報発信のしかたが、他のビジネスと同じでしっかり形作られています。

自身のサイトやブログも作られていて、SEO対策も万全です。

いかに消費者に知ってもらうかを第一に考えられています。

農業も儲け方の見直しが必要です

繰り返しになりますが、農業はビジネスです。作物を生産するだけが農業ではありません。

インターネットを使った販売

これまで不用品を処分するときは、リサイクルショップに持って行かれていたと思います。

売る側としては、高くで買ったモノだから高くで買い取ってほしいと思っていても、いざ買取金額を見ると二束三文になっていることはザラにあったと思います。

ここ数年のメルカリなどのインターネット上のフリマサイトが出来てからは、価値がわかる欲しいと思っている全国の人に、ダイレクトにモノを届けることができるので、売値を自由に決めることができて、無駄な値崩れを防ぐことができます。

農業でも同じことが言えます。

これまでどおりの出荷方法では、いつまで経っても市場に左右された儲けにしかなりません。

せっかく自信のある美味しいものができているのであれば、その価値がわかる人にインターネットを使ってダイレクトに届ける方が、お互いがwin-winになれますよね。

農業はまだまだ儲かる分野

僕はそう思います。

農業の担い手は、高齢化がかなり進んでいて、どこも世代交代がうまくできておらず、頭を抱えています。

困っているところにビジネスチャンスあり!です。

農業なんて大変だなぁー という意見もあると思いますが、

正直、大変じゃない仕事なんてないですよね。

ビジネスとして儲けようとすると大変なものです。

儲かるとか、稼ぐというワードが満載の内容になってしまいましたが、今回は以上です。

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